子犬と母犬




お洋服なんか着せられて、
ほのちゃんにとっては余計なお世話かもしれません。

2ヶ月前まで、千葉県のとある里山で、自由に駆け回っていたのですから。


私たち預かりボランティアは、センターから引き出したわんこの過去を知ることはほとんどありません。

幸はおそらく何度もお産させられて、病気してすてられたのかな・・・などと、推測したりはしています。
でも、わんこ達は何も言わないのです。
どんな理不尽な目に遭っていたとしても、過去を嘆いたりせず、
今をひたむきに生きようとします。

ワタシは思いがけなく ほののんの生きざまを知ることができました。







先日、参加したいぬ親会でのことです。

ほののんが野良犬として生きていた時を知っている方が、篠崎に来てくださったのです。
お名前はUさん。

Uさんは ワタシに「さわってもいいですか?」と確認され、
やさしくほののんを撫でてくださいました。

ほのちゃん、お耳を少し倒して、何だか少し様子が違います。

「おぼえてる?」と言いながら涙をぽろぽろ流されたので、ワタシは少し驚きました。



「この子、知ってるんです・・・。」 と。




千葉県香取郡のとある町で、ほのちゃんは野良犬生活をしていました。

わんちゃんを飼うことが出来ないUさんは、
通勤途中に ほののんにご飯をあげていたそうです。

ほのちゃんはひとりで赤ちゃんを産んで育てていたとのこと。

子犬は男の子が一匹。
もしかして産まれたのは複数で、その子だけ生き残ったのかもしれませんし、
一匹だけ産んだのかもしれません。

母犬と子犬ちゃん、そして時々ネコちゃんもいっしょにUさんからご飯をもらっていたそうです。
ほののんがネコ好きなのに納得^^

そして昨年12月11日、子犬ちゃんが罠(おそらくトラバサミ)に前足を挟まれたまま、
親子でセンターに収容されました。

捕獲直前、ほのちゃんは一旦身を隠したそうですが、子犬ちゃんが心配だったに違いありません、
再び現れて大けがをした子犬とともに愛護センターへ。


その時の二匹がどんな気持ちだったかと思うと、胸が締めつけられます。


12月26日、昨年最後の引き出し日。
あたたかな場所で年末年始を迎えさせてあげようというボランティアさんの思いが集結して、
42匹のわんちゃんが愛護センターからそれぞれの預かりさんのおうちへ移動していきました。

   *愛護センターレポート*


その中に ほののんと子犬ちゃんもいました。

Uさんは年末年始、母子犬のことが心配でならなかったそうです。
愛護センターに収容された後、犬たちがどうなるかということを知らなかったとおっしゃっていました。

インターネットでやっとほののんを見つけ、
2月1日のいぬ親会に参加することを知り、会いに来てくださったのです。

センターレポートに子犬ちゃんの写真が載っていたけど、どこにいるのかわからなかったとのことでした。

写真を見ると、なんか見たことあります・・・
あんよを怪我してる子も、なんか覚えがあります・・・

その場ですぐにボランティアの Yさんに尋ねてみると、
「チビスケ母さんのところにいるわよ^^」と即答。

Yさんも二匹が母子だということに驚かれていました。




ほののんはチビスケ母さん預かりの功(くう)くんと母と子でした。

 功くんの預かりブログはコチラ↓

   チビスケんちの預り日記Ⅱ



Uさんは「よかった」と小さく何度もおっしゃっていました。


ほののんを野良にしたのはヒト、罠を仕掛けたのもヒト、
寄り添って生きてきた母子を離ればなれにしたのもヒト。

ごめんね・・・


でも・・・

Uさんの他にも母子を見守ってくださった方がいたそうですし、
我が家にやってくるまでの間も、その後も多くの方に支えていただいています。













功(くう)くんです。



ほのちゃんとよく似ていますね。


やさしいご家族とめぐり逢えますように・・・


Uさん、来てくださってありがとうございました。
功くんと ほののんのことをこれからも見守ってあげてください。


すべての保護犬にそれぞれの物語があるのだと思います。

「最上のものは、なお後に来たる」と言った人がいます(イザベラ・ブラックモーアさん)。
最上なものは過去ではなく未来にある・・・

わんこがそう信じてるかどうかは??ですが^^;
犬たちにそれを教わった気がします。


ほのちゃんもいぬ親さま募集中です



Comment

ごえもんのおばちゃん | URL | 2015.02.04 07:49 | Edit
おてわんママさん

朝から涙腺崩壊です。
思うことは色々ありますが、今は何より、母子が無事で、安心できる環境にいることが、本当に良かったと・・・。

ちばわんさんの活動は素晴らしいですね。

あ、また泣きそうです・・・。
めめこっち | URL | 2015.02.04 09:05
なんだか胸がいっぱいになりました。思う事もいろいろありますが、言葉が見つかりません。
ほののんちゃんも、どのワンコちゃんにも良いご縁がありますように!
こっぽ | URL | 2015.02.04 11:54
優しい方々のおかげで、今日は涙からの始まりです。
功くんの目と鼻が、ほののんちゃんとそっくりですね。
二匹とも、とても優しい目ですね。
こんな風に探し出して、会いに来てくれて、以前のお話が聞けるなんて、うれしいですね。

功くんと、ほののんちゃんに本当の家族が早く見つかりますように(祈)

ちょこまま | URL | 2015.02.05 15:18 | Edit
ほののんちゃん、ママだったんですね。今の日本は猫さんでさえ自由に生きるのが困難で、犬の犬権なんて0ですよね。優しく見守って下さった方のおかげで過去を知ることができて、これはすごいことですね。皆さんそうだと思いますが私もいつもかんがえます。ちょこやみみの過去、そして販売されている小さすぎる仔犬のことも・・・。複雑な気持ちです、せっかく助かったいのちでも、安心と自由を充分に与えてともに暮らしていかれる家庭環境を作るのは簡単ではありません。殺されるよりはまし・・・ではなく、あたりまえの犬の生活をすべての犬に!とこころから願うばかりです。
おてわん | URL | 2015.02.05 20:21
ごえもんのおばちゃんさん

子育てしていたと思われる ほのちゃんでしたので、
気にしていました。
逢わせてあげたいなって思っています。

功くん、ママにそっくりで愛おしいです^^
おてわん | URL | 2015.02.05 20:28
めめこっちさん

チビスケ母さんのおうちで元気にしているようで、
本当によかったです。

ほののんは子犬のことを思い出したりするのかな・・・
そんなことを考えます。


おてわん | URL | 2015.02.05 20:34
こっぽさん

我が家に来るまでの経緯をわんこ達から聞けたらな、と
いつも思います。

よく似ていますよね、ママとぼうや^^
なんか孫ができたような気持ちのワタシです。
おてわん | URL | 2015.02.05 20:59
ちょこままさん

いまは野良で生き続けていくには厳しい環境ですね・・・。

いぬ親のみなさまが卒業わんこ達を本当に大切にしてくださいます。
伴侶動物であるいぬやねことの暮らしは、ひとの心も豊かにしてくれますね。


預かりボランティアが必要なくなるときがくるといいな~と思っています。

チビスケ母 | URL | 2015.02.05 23:35 | Edit
先日は、メールありがとうございました~。
私もほののんちゃんのお写真、お借りしました。
こんな幸運もあるんだな~と、つくづくしみじみしちゃいました。
ほののんちゃんも功も、とびっきりの幸せつかんでもらわなくちゃですね!
親子再会が、今からとっても楽しみです。

ホントに、預かりボランティアなんてものが昔はあったんだよって、
そう遠くない未来で話せるようになって欲しいです。
おてわん | URL | 2015.02.06 00:01
チビスケ母さん

幸運。本当にその通りですね。
ほののんに、子犬ちゃん元気よ、と知らせました。
わかってるでしょうか^ ^

功くんに逢えたら、私の方が泣いてしまいそうです。

チビスケ母さん、功くんを引き受けて下さってありがとうございます。


| | 2015.02.10 21:38
このコメントは管理人のみ閲覧できます
おてわん | URL | 2015.02.10 22:08
鍵コメントさん

メールを送りました。
よろしくお願いいたします。
Comment Form
公開設定

Profile

おてわん

Author:おてわん
*2代目保護犬・黒柴の毬、そして預かりわんことの日々♪

*東京都在住

Link
このブログをリンクに追加する
Comment
Category
Monthly archive
検索フォーム
QRコード
QRコード
FC2カウンター